猫との暮らしは、毎日が幸せと発見の連続です。私は、短毛のシルバータビーのアメリカンカール「ミルク」と暮らし始めてから、ますます猫の魅力に惹かれていきました。そして、「猫を愛する気持ちをもっと形にしたい」「今度は保護猫を迎えて、社会貢献ができたら」と思うようになりました。
そうして出会ったのが、保護猫のラグドール「ミノリ」。二匹目の猫を迎えるという経験は、ワクワクする気持ちとともに、新たなチャレンジでもありました。今回は、私が保護猫としてミノリを迎えた体験談をお話ししたいと思います。
二匹目を迎えようと思った理由
ミルクと過ごす日々の中で、猫の魅力にどんどん惹かれていきました。猫がいる生活はこんなにも癒され、幸せなものなんだと実感する毎日。そして、「もう一匹、迎えられたらミルクにもいい刺激になるかもしれない」と考えるようになりました。
ただ、新しい猫を迎えるなら、単に「かわいいから」ではなく、意義のある選択をしたい。そんなときに思い浮かんだのが、「保護猫を迎える」という選択肢でした。SNSで里親募集を見ていると、さまざまな事情で保護された猫たちが、新しい家族を待っているのがわかりました。
その中で、ふわふわの毛並みと少し不安げな表情をしたラグドールの女の子に目が留まりました。それが、ミノリでした。
ミノリとの出会い
ミノリは、ブリーダーから流通放棄され保護された子でした。保護団体の情報によると、「とても穏やかでおっとりしているけれど、まだ人間に対して完全には心を開いていない」とのこと。ミルクが活発なタイプだったので、対照的な性格のミノリなら、良いバランスになるかもしれないと思いました。
里親になるまでの流れ
1. 申し込みと審査
里親募集のページから申し込みをすると、保護団体から詳しい質問が送られてきました。すでにミルクと暮らしていることもあり、「多頭飼いの経験がないけれど、問題ないか?」という確認がありました。
私自身、二匹目を迎えるのは初めてだったので、慎重に考えました。しかし、保護団体のスタッフさんと話す中で、「一匹目の性格を理解しながら、しっかり環境を整えれば、仲良くなれる可能性は高いですよ」とアドバイスをいただき、思い切ってトライアルを決意しました。
2. 自宅訪問と環境確認
次に、保護団体のスタッフさんが自宅訪問をし、脱走防止対策や猫が安全に過ごせる環境になっているかを確認しました。ミルクの様子も見てもらい、「穏やかでフレンドリーな猫だから、相性は悪くなさそうですね」と言われ、ホッとしました。
3. トライアル期間
ミノリがうちに来た最初の一週間は、慎重に「慣らし期間」を設けました。最初は別の部屋にケージを置き、ミノリが新しい環境に少しずつ慣れるようにしました。
ミルクも最初は戸惑っていたようですが、ケージ越しにミノリの存在を感じ取るうちに、「新しい家族が増えるんだ」と少しずつ理解していったようでした。
ミノリとミルクの関係
最初のうちは、お互いに遠慮し合うような感じでした。ミノリは慎重で、あまり動かず、じっとミルクの様子を観察していました。一方のミルクは、「遊ぼうよ!」と積極的に近づいていくタイプ。
でも、ある日ミルクがミノリのケージの前でゴロンと寝転んで見せたんです。その瞬間、ミノリが少しだけリラックスした表情をしたのがわかりました。「この家は安全なんだ」と少しずつ理解してくれたのかもしれません。
ミノリが家族になった日
トライアル期間が終わり、正式にミノリが私の家族になりました。まだシャイなところはありますが、私の手からおやつを食べたり、ふとした瞬間にそばに寄り添ってくれたりするようになりました。
そして何より、ミルクとの関係が少しずつ深まっていくのを見るのが嬉しい時間です。今では、同じ窓辺で日向ぼっこをしたり、追いかけっこをしたりと、すっかり姉妹のような存在になりました。

二匹目を迎えてよかったこと
1. ミルクが楽しそう!
一匹目の猫が「寂しがり屋」の場合、二匹目が来ることでいい刺激になることがあります。ミルクも、最初は戸惑っていましたが、今ではミノリと一緒に過ごす時間が増えて、とても楽しそうです。
2. 保護猫に新しいチャンスを
保護猫を迎えることは、単に「猫を飼う」以上の意味があります。新しいチャンスを与え、安心して暮らせる環境を作ることで、猫の人生が変わる瞬間に立ち会えるのです。
3. 猫同士の関係を見ているのが楽しい
猫はマイペースな生き物ですが、それでも一緒に暮らしていくうちに、少しずつお互いの距離を縮めていきます。その過程を見守るのは、猫好きにはたまらない喜びです。
まとめ
二匹目を迎えるのは、新しいチャレンジでしたが、結果として大正解でした。ミルクとミノリ、それぞれの個性を尊重しながら、今ではすっかり「二匹の生活」が日常になっています。
これから猫を迎えようと思っている方には、ぜひ「保護猫」という選択肢を考えてほしいです。そして、すでに猫と暮らしている方も、もし環境が許せば、二匹目を迎えることで猫たちの世界がさらに広がるかもしれません。
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猫との暮らしは、毎日が幸せの連続。あなたにも素敵な出会いがありますように!